小江戸川越雅な男のお遊び

小江戸川越育ちのオッサンによる、仕事を忘れる大人の遊びを書き綴ってます。

Ride Vol.03-3 ~ Konsei Pass(金精峠):3日目 ~

【旅程】

・ルート

宇都宮→日光→中禅寺湖→金精峠→沼田→高崎

・予算

1万円以内(全旅費)

・人数

1人

 

 

 

3日目・・・・

 

沼田で朝を迎えました。

 

思ったほど、躰は疲れてません。

 

今日で旅も最終日。

 

終わりの日。

 

気軽に身近で安くできるサラリーマンに優しい旅。

 

3年前に折り畳み式のチャリを買おうと思い、後輩のチャリ屋へ相談しにいったら、なぜか買ってしまったクロスバイク

 

3年間、ほとんど使わずに実家の玄関に置きっぱなしでした。

 

初期の費用はそこそこかかりましたが(けれども10万はしていません)、維持費は恐ろしく安くつきます。

 

車検もない、ガソリンは人力、パーツも車と比較して安価。

 

しかも、健康的。

 

パーツにこだわれば金は掛かるけれど、所詮ヘタレな街乗りチャリダーなので、そんなにこだわりはありません。

 

風と光と香を感じれる旅の手段としては、最高なのかもしれません。

 

 

この日の沼田の朝、駅へ着くころには雨が降ってきました。

 

自転車を畳んで沼田から電車で帰ってしまうのも、考えました。

 

とりあえず、焦っても仕方がないので駅前にある商店でお茶でも飲みながら雨があがるのを待つことにしました。

 

昨夜、ここの商店で店番をしているおばあちゃんと話をしていて、沼田の駅前の歴史について教えてもらったりしていたのです。

 

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沼田駅前の商店から駅を望む

天狗さんが、無言で遠くを見つめています。

 

このお店は、店内で買ったものを食べれるスペースがあり、コンビニのような無機的な椅子と机が置いてあるのではなく、あったかい麦茶も置いてあり、シートには座布団もあります。

 

対面に座っていた若い女性二人が、これから山登りに行くのでしょう。

 

「これから山登り?」

 

「はい、尾瀬へ行くんです」

 

尾瀬、いいですよね。かなり昔行ったなあ。。。」

 

うち、一人の女性は初めての登山だったようです。

 

彼女たちは、尾瀬行きのバスを待っているようでした。

 

彼女たちが尾瀬へ発ったあと、私はしばらく店内で休んでおりましたが、雨も止んだようなので、予定通り高崎方面へ向かうことにしました。

 

とはいえ、いつ雨が再び降りだすかわかりません。

 

沼田からは国道17号を上って行けば渋川を通り、その先は国道や県道を使えば川越に着いてしまいます。

 

沼田から渋川の間は下の坂道ですし利根川沿い。

 

すべてルートは頭に入ってます。

 

「せっかく利根川を下るのだから、R17ではなく利根川の左岸を走ってみるかな」

 

そう思い、いざそのルートを走ってみたのですが、あまりに坂道が多いのですぐR17へ戻りました(^^;

 

とはいえ、R17は歩道スペースがほぼ無いに等しい部分も多々あり、かなり怖いです。

 

車もバンバンとばしているし、通行量も多いし、なによりも大型のトラックがバンバカ走ってるので、あまり走りたくはありません。

 

「どうしようかなぁ。。。。」

 

再度R17号を外れてみたものの、雰囲気は良いのだけれど坂がねぇ。。。

 

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R17を外れた道

「雨も降るかもしれないしなぁ。。。」

 

走りながら悩み続ける苦悩。

 

「そうか、電車乗っちゃって帰ればいいんだ!」

 

発想の逆転です。

 

ということで、私はここから最も近い最寄りの駅である敷島駅へ向かい、そこから電車で帰ることにしました。

 

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敷島駅

無人駅です。

 

ホームはガランとしています。

 

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敷島駅ホーム

突然終わりを告げた私のチャリダー旅。

ゴールは敷島駅でした。

 

二泊三日のチャリダーの旅。

 

 

東北本線宇都宮から始まり、上越線敷島に終わりました。

 

ただ、敷島⇔高崎の間は、チャリダーをしていません。

 

なので、いずれこの区間を走る必要性はありそうです。

 

それは、来年の春で良いかなあ。

 

 

さて、今回かかった経費ですが、下記の通りとなりました。

 

 

【総コスト】

 

■乗車賃

川越市→宇都宮

¥1,840(乗車賃)

¥   800(二等車)

敷島→川越市

¥1,820(乗車賃)

合計 ¥4,460

 

■宿泊費

中禅寺湖:ホテルシンプレスト ¥2,900

沼田  :沼田健康ランド   ¥3,300

合計 ¥6,200

 

■雑費

¥4,000(about)

 

総計:¥14,660

 

あっ!!!!

 

予算を5,000円弱オーバーしてる!!

 

 

やはり、日本では二泊を予算1万円以下で過ごすのは無理だったか!!

 

キャンプしたり野宿したりすれば可能なのだろうけれど、さすがに40代の躰に堪えるしなあ。。。

 

まあ、Okayとしましょう。

 

見知らぬ人達との会話、風に揺れる樹々の騒めき、鹿の泣き声、そして滝のせせらぎ。

 

少なくとも、川越市⇔品川では体感できない

 

風・光・香

 

を全身に受けて自力で旅してきました。

いろは坂を除く

 

あれほどいろは坂や金精峠の山道を、「二度と登ってやるか!!」と思っていたのに、過ぎ去ってしまうと、再び登りたくなってしまうのが不思議です。

 

これは、登山にも共通しているのかもしれません。

 

10月、再び日光へ行こうかと思います。

 

次回は、日光までは電車で行ってしまいます。

 

宇都宮→日光は、すでに走破しましたからね(^^)

 

予算は、、、8千円くらいにしておきましょうか。

 

タバコをやめれば、16日で捻出できそうです。

 

 

【今回のルート】